今まで、いろんな楽器に触れる度に、その楽器専用の楽譜を見てきました。ひとりで演奏する時はもちろんですが、誰かと一緒に演奏する時、共通認識として楽譜があると便利です^^
楽器によって違う!?楽譜のいろいろ
そんな楽譜も、使う楽器によって、それぞれ似ているところもあれば、チョットした特徴もあったりします♫
そして、出す音の説明が書かれているのはもちろんですが、演奏のニュアンスなども譜面に表されている事もあって、ちょっと意外!と感じる事もあります。
今まで私が見てきた楽譜の中で気づいた事をいくつか書いてみようと思います^^
目次
- ピアノ譜の場合
- エレクトーン譜の場合
- タブ譜の場合
- ドラム譜の場合
ピアノ譜の場合
私の中で、楽譜と言えば、基本はピアノの譜面。
5線譜が2段に書かれていて、上段が右手用、下段が左手用です。弾きながら左から右方向へ見ていきます。
おもしろいな、と思った事があります。
ピアノを弾く時、左右の手をクロスさせて弾く事があります。右手で音程の低い音を弾きながら、左手で高い音を弾くのです。そんな時は楽譜にも指示が書いてあって、下段の音符を右手で弾きます^ ^
ずっと上の段を見ていた視線を下の段に移して見る瞬間、手をクロスする感覚とシンクロして、目と頭と耳と体が一体となった感じがするのは私だけでしょうか。。。
この感覚は、楽譜を見ながら弾く時しか味わえないので、感じてみたい方はぜひ試してみてくださいw
エレクトーン譜の場合
そしてエレクトーンの譜面は、このピアノ譜の2段に、更に下段が追加されて、左足で弾くベースラインが書かれて全部で3段の楽譜になります。(これを全部自分だけで同時に見ていくのは、最初は大変でしたw)
おもしろいのは、エレクトーンはいろんな楽器の音色を、曲の途中で切り替えて出すため、楽譜の途中途中に音色の楽器名が出てくることです。
上段右手のメロディだと、フルートとかバイオリンとか。中段左手の伴奏だと、ピアノとかアコースティックギターとか。下段のベースは、時々シンセパッドという効果音のような音色とか、ティンパニーのような打楽器の音なども書かれたりします。
同じメロディの音符が並んでいても、その楽器っぽく弾きたいので、演奏方法も少し変わったりするのが楽しいです♬
タブ譜の場合
ギターの譜面のいろいろ。
ギターと言ってもいろいろ種類があるのですが、私が最初苦労したのは、ベースギターの譜面。5線譜の下段に、タブ譜というのが書かれていました。タブ譜は、そのギターの弦の数と同じ数の線で書かれた譜面です。
左手で弦を押さえる位置(フレットの数)が音符の代わりに書かれています。たとえば、「5弦の3フレット」などとわかるように「3」が書いてあるのですが...
ピアノの楽譜でも数字が書いてありますが、それは指番号…
ピアノだと、「3」は中指の番号なので、つい中指で押さえてしまい、それがたまたま合ってる時もるあるのですが、基本、指番号ではないので、苦労しましたww
そして、最近私が見るようになったエレキギターのタブ譜。
ギターはニュアンスの楽器、とも言われますが、特にギターソロ部分などは、音符よりも記号の方が多いのではないか?と思うくらい、アルファベットやらのテクニック記号が多く書かれています。
そして、ギターは音符だけでは書き表せないタイミングや抑揚などでも、表現が大きく変わります。楽譜を参考に、自分なりの表現も考えたいところです♫
ドラム譜の場合
そして今、毎日のように見るドラム譜。
これはピアノなどの5線譜とギター類のタブ譜が混ざったような感じです。ドラムはスネアやシンバルなど、ドラムセットの中に叩くものがたくさんありますが、その一つ一つをドレミの位置に置き換えて譜面が書かれています。
私が1番おもしろいなぁと思ったのが・・・
バスドラという足でペダルを踏んで鳴らす音。これが5線譜の「ラ」の位置に音符で書かれているのですが、、、
ある曲のレッスン中のこと。
4符音符と8符音符が一つの小節の中に書かれてたのですが、音符の決まり事として、それぞれ音の長さが違います。でも、バスドラのペダルを踏んだ時、鳴る音の長さは、自分で調整できません。
先生に「4符音符の方を強く踏んで音が長く残るようにするんですか?それとも、ペダルを踏んだ後すぐに足を離して音を長く響かせるようにしたりするんですか?」と聞きました。
先生の答えは「どんなリズムかを理解しやすいように、見た目の音符を書き換えてるだけなので、鳴る音の長さはどちらも同じままでイイですよ」との事。(曲のジャンルによっては、踏み方を変える場合もありますが…との補足もありましたが)
これは目からウロコでしたw
楽譜は、「どう演奏するか」が分かるように書くのが第一優先なのです。音符の決まり事を踏まえた上で、どんな演奏をするか?を読み取るためのもの。それが楽譜なのだと思います。
いつも目にしている楽譜。改めて見直してみてください^^
なにか新発見があるかもしれませんよw♫
コメント