コロナ感染が広がって、様々な制約の中で生活するようになって、「時間」というものについて改めて考えをめぐらす事が多くなりました。
何か計画を立てても、予定通り進まない、実行出来ない。
そんな繰り返しを何度も経験すると、先が見えず不安になるものです。
でも、これから先もこの生活を受け入れて「自粛」と共に楽しみを見出すためには、もっと「今」という時間を楽しむ事が大切なのではないか、と思うのです。
そもそも数十年前に比べると、世の中が、楽しむ事をとても急いでいるように感じます。
なぜ、そんなに急ぐのか
かつて昭和の時代。
映画館に行けば、一日中映画を見ていられた。現在のように入れ替え制ではなかったからです。一度入場すれば、その日に上映してる映画を3本でも4本でもずっと見ていられました^^
映画好きの友達なんて、おにぎりを持って映画館に行っていたくらいw
テレビドラマも何十話もありましたね。
毎週楽しみに見ていて、何ヶ月もドラマの主人公と共に笑ったり泣いたりする日々を送りました。
今やパソコン時代。
コマーシャルを見るのも次の番組に移る間の時間も待っていられない、と言う。。。実際、テレビを見ていると、気づかぬうちに次の番組に切り替わっています。
数分のYouTube動画でさえ、再生速度を上げて早送りして見る時代だ。
時間芸術
では、音楽はどうなるのだろう。そのうち音楽も、早送りして聴かれるようになるのだろうか…そうなってほしくない。
音楽は時間芸術、と言われる。
勉強不足の私は、この言葉を最近知りました。(-_-;) 音楽は、今、この音が流れる瞬間を楽しむ芸術なのだ。早送りしてしまったら、芸術が歪んでしまう。
たとえコロナが流行ろうと、時間の流れは早くも遅くもなっていないはずだ。どの人にも平等に流れている時間を使った芸術である『音楽』を、歪ませる事なく楽しむ。それは、みんなが平等に「今」を楽しむ事が出来る、という事ではないでしょうか。
そして、この時間芸術。
これから繰り返される自粛生活の中の、楽しみ方を見つけるヒントになりそうです^^
昭和の映画館、新作でも入れ替えなかったし、名画座は三本立てだった。テレビドラマも半年連続が当たり前だったですね。心のゆとりだったのかな〜
ただ、電車は激混みだったしもーれつサラリーマンは当たり前だった・・・
今は急ぎ過ぎな気もするし、一方でダラダラが良いわけでもない。やはりいつの時代もバランスなんでしょうかね(^。^)
昨晩、ベストヒットUSAで小林克也が、往年のTears for fearsにインタビューしていた。小林の『80年代の音楽の方が深みがあった』発言に対して、Tearsメンバーが『そうは思わない。80年代も今もどちらも良いものも悪いものもある』と語っていました。
チカさんの書かれているように、時間芸術 の音楽を、いつの時代のものも、自分で良いと感じられる柔軟な気持ちを持ち続けたいと改めて思うました(^O^)
※歳と共に自分のアタマが硬くなっているので(・_・;
チャーさん!いつも『音theりずむ』で、一緒にいろんなこと思い出したり考えてくれてありがとうございますとても嬉しいです!
柔軟な気持ちをいつまでも持っていられたら、素敵ですね^ ^
たしかに、いつの時代も、自分が愛するものは沢山ありました♫
今も、これから先も、愛する時間芸術をひとつずつ増やして行きたいですねw