リズムはひとつじゃない!?・拍子のお話
目次
- リズムって何?
- リズムを目で見てみよう!
- 拍子は見えない!?
- リズムはひとつじゃない!
1.リズムって何?
リズム、とひとことで言っても、ダンスのリズムやスポーツの動きのリズム、方言や英会話などの言葉のリズム、と、いろいろあります。この音theりずむでは、「音楽のリズム」についてお話していきたいと思ってます。
一つの曲の中にはいくつかのリズムが存在しています。私が言うリズムと、あなたが言うリズムが、違うものを指している時がある、と私は感じることがあります。
では、一体リズムって何だろう?
ウィキペディアで「リズム」を調べてみると、「周期的な動きや進行の調子」と、あります。また、「時間軸の中に人間に知覚されるような2つの点を近接して置くと、2点間の時間に長さを感じるようになるが、その『長さ』をいくつか順次並べたもの」ともあります。
文章で書くとちょっと難しいですね。リズムは、耳で聞いたり体で感じたりするものなので、説明が伝わりやすいように、写真でお話していきたいと思います。
2.リズムを目で見てみよう!
では、この写真を見てください。
これは何の写真ですか?と聞かれたら、何と答えますか?
「花の写真」と答える人。
「花と花瓶の写真」と答える人。
多くの人は「花」がまず目に入るのではないでしょうか?「花瓶」が写っているのはわかっていても、あえて言葉に出さない人が多いのではないかと思います。この写真に花も花瓶も存在する様に、音楽の曲の中にも、いくつかの「リズム」が存在しているのです
では、この写真をウィキペディアの説明のように周期的に並べてみましょう!
どうですか?リズムを感じる写真になってきました♪
3.拍子は見えない!?
この写真を音楽の「楽譜」に見立ててみましょう。楽譜には音符が書いてありますが、全部同じカタチには並んでいません。ちょっと花を花瓶から何本か抜いてみますw
この花一つ一つが「音符」と見立てると、花瓶はいわば「拍子」を表す存在です。楽譜では、周期的に並んだ拍子(ここでは花瓶)の上に、音符(ここでは花)が並んでいるのです。
こうして花瓶が並んでいれば、「4本の花瓶」と一目でわかりますが、楽譜では、
音符と一緒には必ずしも拍子は書かれていません。
正確には楽譜の一番最初に「○分の○拍子」という数字の記号が書かれているだけです。そして、花のささっていない花瓶があるように、音楽でも拍子と同じところで音を出すとは限らないのです。
写真にするとこんな感じです。
どうですか?周期的なリズムがわかりにくくなってしまいますね。
音楽を演奏する時は、この見えない拍子を「感じながら」演奏すると、聞く人にも伝わる心地良いリズムを出せるのだと思います。
4.リズムはひとつじゃない!
では、チョット応用編。これはどうでしょう?
先程並べた4枚の写真をひとまとまりとして、更にそれを周期的に並べてみました。今度は違うリズムを感じませんか?
このように、ひとつの音楽の中にはいくつものリズムが折り重なっています。どのリズムも感じながら、心地良い演奏が出来たらいいですね!
では、このあとはテンポのお話です・・・コチラからどうぞ^^
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